■ “できないこと”に目が向きやすい支援
支援の現場では、どうしても「できていないこと」や「課題」に目が向きがちです。
もちろん、それらを把握することは大切ですが、それだけでは支援が限定的になってしまうこともあります。
「どうすればできるようになるか」を考える前に、
「すでにできていることは何か」に目を向けることが重要です。
■ “できること”を起点にする意味
利用者の方がすでに持っている力や得意なことに注目することで、支援の幅は大きく広がります。
例えば、
・簡単な作業であれば集中して取り組める
・決まった手順であればスムーズに動ける
・特定の人との関わりでは落ち着いて過ごせる
こうした「できること」を積み重ねることで、自信や安心感につながります。
■ 支援の組み立て方が変わる
“できること”を基準にすると、支援の組み立て方も変わります。
・できることを中心に活動を構成する
・成功体験を増やす関わりを意識する
・無理にできないことへ挑戦させすぎない
結果として、利用者の方にとって無理のない、継続しやすい支援につながります。
■ 小さな変化を見逃さない
「昨日より少し長く取り組めた」
「声かけが少なくても動けた」
こうした小さな変化を見つけていくことも大切です。
支援は大きな変化だけでなく、日々の積み重ねの中にあります。
■ まとめ
支援の視点を「できないこと」から「できること」へと少し変えるだけで、関わり方は大きく変わります。
利用者一人ひとりの持っている力に目を向けながら、
その人らしさを活かした支援をこれからも大切にしていきたいところです。