障害のある方の生活を長年支えてこられたご家族にとって、「自分たちが年齢を重ねた後、この子の生活はどうなるのだろう」という心配は、とても大きなものではないでしょうか。
今はご家族だけで支えることができていても、年齢とともに体力や生活環境は少しずつ変化していきます。
だからこそ、ご家族が元気なうちから福祉サービスを上手に活用し、ご本人にとって安心できる場所や頼れる存在を増やしておくことが大切です。
生活介護や就労継続支援B型などの日中活動の場を利用することも、その一つです。
ご家庭以外にも安心して過ごせる場所があり、自分のことを理解してくれる支援者がいることは、ご本人にとって将来の大きな安心につながります。
また、福祉サービスを利用することは、ご家族が支援を手放すということではありません。
ご家庭と事業所、それぞれが役割を持ちながら一緒に支えていくことで、ご家族の負担を軽減し、ご本人の生活の選択肢を広げることができます。
将来のことを考えると、不安になることもあると思います。
しかし、何かが起きてから急いで環境を変えるのではなく、今から少しずつ福祉サービスや地域とのつながりを作っておくことが、将来への備えになります。
ご本人にとっても、ご家族にとっても、安心してこれからの生活を考えられるよう、福祉サービスを上手に活用していただければと思います。